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よくわかる不動産証券化ビジネス
著者:小沢 寛
発売日:May-99
よくわかる不動産証券化ビジネスの説明
日本でも広がり始めた不動産証券化の動きを平易に解説。先行した欧米の事例も紹介されている。
最近新聞などで「○○工業本社ビルを証券化して売却」といった記事が目につくようになってきた。証券化に踏み切る会社の業態は不動産会社だけでなくメーカーや百貨店などの流通業者まで多岐にわたる。不動産証券化市場が拡大すれば売却する側にとっては資産売却による負債削減が容易になる利点がもたらされる。投資家側からみても株式や債券以外に投資対象が広がるというメリットがある。こうした売り手買い手だけでなく不動産の評価や運営管理などさまざまなビジネスチャンスも広がる。本書は欧米の先行事例を参考にしつつ日本での不動産証券化市場の広がりを展望したものである。本書の試算によると日本の潜在的な市場規模は民間商業不動産で約70兆円に達するという。さらに国有不動産住宅貸付債権なども含めると約180兆円に達する可能性があるとしている。市場拡大のための課題は第3章で述べられており税制法制度の改革も提言されている。
不動産投資は長い低迷状態が続いてきた。これを打開する方法として不動産証券化ビジネスが脚光を集めている。21世紀の成長ビジネスの全貌を具体的に解説。
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